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2012年6月アーカイブ

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2000年、西賀茂にある「まんざら亭1号店」をcafeにリニューアルするお仕事をいただきました。

「まんざら」の出店の展開が市中に移り、顧客の動向も市中へと変化したため、地元の人々の憩いの場としてまんざら亭からcafeにリニューアルされることとなりました。

当時はエスニックスタイルという言葉がよく使われる時代でした。
このcafeもその流行を取り入れ、和とエスニックの混合した空間をイメージしました。

本来、床に使うパームマットを天井に貼り、壁と天井の梁は土壁風塗料で塗装しました。
床は墨入りモルタルとして、素材は和の素材でありながら、什器、備品で欧風エスニックな空間に仕上げました。
今、このお店は再々リニューアルされ、まんざら西賀茂店として、元の1号店の営業形態に戻っています。




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1999年、広島に「ふっかん」というお店をデザインさせていただきました。

きっかけは、京都で和食の修行をされていた息子さんが、地元へ戻ってお父様といっしょに和食のお店をだすという時に、僕のデザインさせていただいたいくつかのお店を見て、お声をかけていただきました。

最初は息子さんといっしょに広島へ、お父様の面接を受けに行きました。
お話の中で意気投合し、お仕事をさせていただくことが決まりました。

京都仕込みの和食のお店ですが、数寄屋の緊張感ではなく、立地が広島の郊外であることから、材質を素朴なもので構成し、温かみのある空間としました。
「ふっかん」という店名は、息子さんが小さい頃から友達に呼ばれていた愛称から名付けられました。
親子でおもてなしをされているお店は、今も地元の人から愛されています。





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1999年、まんざらが祇園に出店することとなった。
僕にとっても、京都祇園では初めての仕事でした。

土地柄、お茶屋や料亭が多く、客筋もそこそこ高い年齢層である。
まんざらは客層が若いので、このエリアまで来ることは難しい。
従って、新たな祇園の顧客をつくらなければならない。といって、業態は居酒屋のため、あまり高級に構えるわけにはゆかない。

そこで、この店は「大人の居酒屋」と位置づけて、祇園ではほとんど見られない、面格子の間から、中の様子がチラリと見えるようにデザインし、入りやすさを演出しました。

奥の庭をライトアップすることにより、カウンターを通して、中の客のシルエットも外から見えて、中のにぎわいも感じられるようにしました。

この店に来るまでに、祇園の町並みを思う存分満喫し、その上、元お茶屋の建物の中で、リーズナブルな食事でリッチな祇園を味わうことができる、大人にとっては重宝なお店のポジションが得られたのではないでしょうか。




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1999年、四条木屋町を上がったところの、高瀬川に面したお店のデザインをご依頼いただきました。

これは、かねてから高瀬川の桜を眺めながら食事のできるお店をもちたい、と思われていた施主が探し求められていた物件でした。
そのお店は軌跡(17)でご紹介させていただいた、迦陵さんの新店舗だったのです。

和食を続けてこられましたが、物件や立地がおもしろいこともあり、和食をベースに実験的な店にしたいということで、和を洋の方へ振り、和食を洋食のようにコース料理として演出し、提供するということになりました。

間口に比べて奥行きの浅い物件だったので、高瀬川に面して2人席を配置し、季節のよい時期には窓を大きく開けられるように、1枚の大きな突き出し窓としました。

ターゲットは男女や女性のカップルがメインで、川のせせらぎを聞きながら、ライトアップされた桜を眺め、和洋とりまぜたコース料理に舌鼓をうつ。
そんな楽しそうなお店に仕上がったと思います。

余談ですが、料理屋というよりも、カフェと間違って入ってこられるお客様が多いようでした。
しかし、この貴重な経験が、後にご紹介する祇園迦稜へと続いていくことになります。




                                    杉木源三




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