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2012年3月アーカイブ

CC01.jpg1991年、明治43年に御祖父様が開業された洋食店をビルに建て替え、その1FとBFでフレンチレストランとバーを新たに開業する、というデザインのご依頼をいただきました。

1Fのフレンチレストランは歴史の重みを残しつつ、家庭的な雰囲気も感じられるよう、中央に暖炉をデザインしました。

BFのバーは、東京で働いていた時によく通った、スーパーポテトのバー「ラジオ」や、内田繁先生のバー「バルコン」をイメージして、ソフィスティケイトされた空間としました。

OPNEの前に、僕がデザインさせていただいたお店で、初めてレセプションを開かせていただきました。

うれしいことに、予想以上の人たちが来て下さり、1FとBFに分けても入りきれず、道にあふれるほどでした。
京都もいよいよ、おしゃれな人たちが増えてきたなってことを実感する瞬間でした。




                                    杉木源三


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1990年、企業もCI、VIを確立し、自ら進む道を人々に知らしめるという動きが盛んになってきました。
そんな時代に世代交代をされる、2社のリニューアルのデザインをさせていただきました。

両社に共通することは、先代から続く技術の上に築かれたお仕事をされているということです。
そこには職人さんの変わらぬ力がありました。

それまで社屋に関しては、あるがままに営業されて来ました。
しかし、先を考えると、企業としてのビジョンを示し、それに合わせた社屋とする必要がでてきました。
両社とも、既存の建物の利用できるところは残してリニューアルし、新しく増築などを加えて完成しました。

からふね屋さんは、2Fに商談室、そして道路側にショーウィンドウをもうけ、道行く人々に営業内容を知らしめるようにしました。
また、福田白衣さんは、既存の蔵を改造し、ショールームとして商品を手に取り試着できるようにしました。

両社ともに、お客様に対しては、おもてなしの出来る空間を作り、また、今まで縁の下の力持ちで支えてくださった技術者に日の当たる場所に移ってもらい、新旧ともに手を取って、将来へ向かう、そんなパワーのみなぎるリニューアルであったと思います。




                                    杉木源三



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お知らせ

当社でデザインさせていただいた OGAWA COFFEE The Cafe のトップバリスタ 岡田さんが、3月17日 20:00 より USTREAM で放送の KYOTO NET TV に出演されます。

最近、バリスタという言葉をよく耳にしますが、詳しいことはあまりご存じない方が多いのではないでしょうか?

岡田さんはバリスタの大会で日本一、ラテアートの大会で世界第3位になられた方です。
世界でもトップクラスのバリスタの話を聞くことができるチャンスは、なかなかないのではないでしょうか。

お時間のある方はぜひご視聴ください。
また、当日ご覧になれない方は、後日、USTREAMのアーカイブからもご視聴になれます。


1990年、新京極六角を東に入ったところに、3階建てのビルを建て、1階に和食店をOPENさせるためのデザインのご依頼をいただきました。
建て替え前も同じところで飲食店をされていて、世代交代でお父様が厨房に入り、息子様が店の顔となる計画から始まりました。

場所がら大勢の人々が店前を行きかいますが、少しアップグレードの店として透明ガラスのオートドアを1枚のフィルターとして、それを抜け、少しのアプローチを配し、セミオープンの店としました。
インテリアは黒をベースに、テーブル、壁等各エレメントを独立させ、照明は直接見えないようデザインしました。

当初はこのエリアにこの店構えはめずらしく、わかりにくい、入りづらいという声が上がっていましたが、味、サービス等顧客の獲得に努力され、徐々に安定されたと記憶しております。
その後、永山祐子氏により、外装の改装がされ、今も変わりなく営業されております。

魚棚とは、京都の東西の通りの名前「せったちゃらちゃらうお(魚)のたな(棚)」より名付けられました。



                                    杉木源三



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1990年、軌跡(2)の「うふふ」のプロジェクトで一緒に仕事をさせていただいた、まんざら亭のオーナーより、御池木屋町下ルのビルの中に新店舗「まんざら亭 木屋町店」をOPENするためのデザインをご依頼いただきました。

うふふの仕事でいろいろとお話をさせてもらった時、大変独創的な発想をされている方だなと思っておりました。
このお店も「お客様を玄関までお迎えにいき、お顔を覚えて靴を預かり、お席にご案内して、お帰りのときはスッと靴をお揃えする」という老舗料亭のようなサービスを、居酒屋レベルに取り入れたいというお話でした。

今でこそよくあるお店ですが、当時は靴札をお渡しするとか、席番号の靴箱に入れるとか、お客様ご本人に直接応対して、心の通ったサービスをするという行き届いたお店は、まだまだなかったと思います。

そのお話から、それならあーしよう、こーしようと言葉のキャッチボールでお店が出来上がっていきました。
デザインとしては、床をスキップフロアとし、リズミカルに奥の席へと続く動線、鴨川の床をイメージした浮座敷。
照明は極力、直接視界に入らないよう、間接照明等で工夫しました。

でき上がった図面を説明させてもらいましたが、「おまかせします」の一言で、色やその他全てをまかせていただきました。
信頼いただいたということでしょうが、でき上がるまでのプレッシャーは大変だったと記憶しております。

創作和紙光壁は堀木エリ子氏、、ロゴマークや文字、絵は深井和子氏と、イメージを伝えておまかせできる方々に手伝っていただきました。

まんざら亭は西賀茂から始まりましたが、このお店を機に、まんざら亭が京都の、いや日本の居酒屋の業態のオピニオンリーダー的な存在へと発展していく足がかりとなったことは間違いないと確信しております。

独特な感覚で人々を魅了するお店を想像されるオーナーのお店造りのお手伝いができたことは、本当によい経験になり、デザインの組み立て方を発見できた想い出深いお店でありました。




                                    杉木源三


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